トップページ > コンプライアンス基礎知識と就業規則との関係 > コンプライアンス違反と就業規則不備によるトラブル事例
コンプライアンス違反や就業規則の不備が、思いもよらぬトラブルの原因となってしまうことが多々あります。
ここでは、実際に企業で起こったトラブルの事例をご紹介します。
A信用金庫は、従業員に対して時間外手当を支払わない「サービス残業」をさせたとして、労働基準法に基づく是正勧告を受けました。 その対象は全従業員の約半数に上り、聞き取りなどによって過去1年以内に未払いの時間外手当が合計約1億円に上ることを確認しました。 A信用金庫は労基署へ是正報告書を提出し、未払い分の時間外手当約1億円を従業員に支払いました。
日常的に性的な会話をする管理職を不快に思っている従業員が会社に相談したものの、会社側は大きな問題にすることを避けてセクハラ防止対策は取りませんでした。 そのため従業員の不満が膨らみ、職場環境は非常に悪化してしまいました。
音楽好きの従業員が音楽データをまとめてダウンロードするために、会社のパソコンにファイル共有ソフトを入れました。 そうしてダウンロードしたファイルのひとつによってパソコンがウイルスに感染し、その従業員が使用しているパソコンのデータが全てネット上に公開されてしまいました。
A社に勤めていた従業員が、退職後にライバル会社Bを設立し、それと同時にA社の優秀な従業員数名を引き抜きました。 A社はB社に移った従業員には退職金を支給しないことにしましたが、「そのような理由で退職金が支払われない旨の規程はない」と主張され、結局退職金を支払うことになりました。
従業員は10名を超えているものの、就業規則を作成せずにいたC社。
ある時、他の社員とトラブルを起こした社員が賞与支給日の直前に退職届を出してきました。
C社では従来から賞与の支給日に在籍していない者には賞与の支払いはしていなかったため、この社員にも賞与は支払いませんでした。
しかし、退職した社員から賞与を支払うよう連絡があったのです。
結局、明確な就業規則がないために説得に非常に時間と労力がかかりました。
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